生産管理システムのように、仕事の流れに影響するような複雑なシステムは、情報収集・企画検討の段階から専門知識を持つ業者と適度な距離を保ちながらのやりとりが必要です。残念なことに、生産管理システムを導入したけれどうまくいかなかったという話を今でも時々耳にします。
このたび、わかりやすくてありがたいと好評いただいている「生産管理システム選定ガイド」を持ち歩きやすいA5サイズで製本しました。すべてのお客様に成功していただきたいとの思いから、製造業のお客様限定でプレゼントいたします(数に限りがございます)。
本記事にその一部を掲載しますので、小冊子ご希望の方は問い合わせフォームよりお申し込みください。

 2021年04月29日 公開  2021年05月10日 更新

生産管理システムの分類1(生産形態による分類)

分 類 特 徴
見込生産型
  • 在庫管理システムから発展したものが多い。
  • 繰り返し性があることから、コンピュータによるシステム化のメリットを受けやすく、昔から多くのパッケージソフトが存在する。
  • 品番と、それに付随する工程や部品表などの情報を事前登録して繰り返し使用する。
個別生産型
  • 1回限りの生産なので、生産に関する情報すべてに製番(もしくは受注番号など)が紐づく。
  • 工程管理や原価管理などに重きを置いたシステムが多い。
連続受注生産型
  • 取引上は受注生産でも、継続性があるため得意先から見込み情報などの事前情報をもとに先行して生産する場合が多い。
  • 製番を紐づけるかどうか、見込みと確定受注の差異をどのように考えるのかについて、実態とシステムが異なる場合にトラブルになりやすい。

生産管理システムの分類2(加工度による分類)

分 類 特 徴
組立業
  • 数百点、場合によっては数十万点にも及ぶ部品を1つでも欠けないように調達することが、その企業の大きな付加価値であり、それを実現するためのMRPを中心としたシステムが主流。
  • 部品表と在庫の管理がポイントとなる。
加工業
  • 工程表と進捗の管理がポイントとなる。
  • 在庫管理を対象としなくて良ければ、非常にシンプルなシステムになる。
  • スケジューラと連携するシステムも多い。
組立加工業
  • 組立と加工の両方をシステム化する場合でも、前提条件を絞り込めばシンプルな設計ができる場合もあるが、組立と加工の最大公約数的な設計をすると、大規模なシステムになり導入難易度が一気に増す。
  • 製品や中間品の在庫を意図的に持たない場合は、組立の工程があったとしても加工業向けシステムを検討した方が良い。

※素材産業については、弊社において実績が少ないため、ここでは触れません。

小冊子目次

  1. 生産管理システムの分類
    1. 生産形態による分類
    2. 加工度による分類
  2. 組織との関係
    1. 基本モデル
    2. 社内加工中心モデル
    3. 外注比率が高いモデル
    4. 販売・外注比率が高いモデル
    5. 部門システムとして導入したモデル
  3. システムの導入目的と方針
    1. 導入目的
    2. 導入方針
  4. その他知っておいた方が良いこと
    1. システムの変更方法
    2. 契約形態
    3. 業界の事情
    4. 失敗するケース