生産管理システムに市販パッケージ(弥生販売)の商品マスタをリアルタイム取り込み
導入前
経理部門が使う販売管理システムと生産管理部門が使う生産管理システムとで、商品マスタの二重登録が発生していました。
導入後
生産管理システム側で販売管理システムの商品マスタを引用できるようにして、マスタメンテナンスの負荷を軽減しました。

生産管理システムを導入するにあたり、製品毎に品番/品名/販売単価/仕入単価/リードタイム/ロットサイズ/工程/取数/歩留率/重量などの項目をマスタ登録する必要がありましたが、既に経理部門が販売管理システム(弥生販売)を導入済であり、品番/品名/販売単価/仕入単価などの項目についてはそのまま利用できることが分かりました。
経理部門の業務を変えることなく生産管理部門のマスタ登録にかかる負荷を削減する方法として、生産管理システム側に連携処理を実装しました。
経理部門には、弥生販売に登録してある最新のマスタデータを常時共有フォルダに出力しておくことだけをお願いして、生産管理システム側で商品マスタを必要とするタイミング(この事例ではEDI受注データ取り込み)に、毎回自動取り込みを行っています。
自動取り込みの結果を採用するのかどうかは生産管理システムの担当者が商品毎に選択できるようにしているので、経理部門が登録する内容に制約を受けることなく、生産管理システムを運用することができます。