初期画面

AnyCastをモニタに接続して電源を供給すると、青い画面に2次元コードやSSID、PSKが表示されます。

今回は、2次元コード、SSID、PSKのいずれについても、気にすることなく設定ができました。

ファイアウォールの設定

PCのファイアウォールが有効になっていると、AnyCastとの通信がうまくいきません。
ファイアウォールの設定手順についてはここで触れませんが、TCPポート554番とUDPポート5004番(いずれも送信側)を開放したら接続できました。
ポート番号ではなく、アプリケーションの名前「ワイヤレス ディスプレイ」でも良いようです(未検証)。
参考:トラブルシューティング: ディスプレイ アダプタ | Microsoft Accessories

Windows10からAnyCastを検出

Windows10からAnyCastを認識するには、右下の通知領域にある吹き出しアイコンをクリックします。

吹き出しアイコンをクリックすると、右下にいくつかボタンが表示されるので、その中の「接続」ボタンをクリックします。
「接続」ボタンが見つからない場合には、ボタンの上の方に「折りたたむ」と表示されているか確認してください。
「折りたたむ」の代わりに「展開」と表示されている場合には、「展開」をクリックすると「展開」が「折りたたむ」に変わり、「接続」ボタンが表示されます。

「接続」ボタンを押すと、AnyCastが見つかるはずなのでクリックします。
それからしばらくして、「接続試行中」から「接続済み」に変わり、ワイヤレスディスプレイが利用可能になります。
その間、何をしているのかは分かりませんが、2~3分ぐらいかかります。

うまくいかないケース

Windows10のMiracastについては、公開されている情報が少なく、原因不明のまま接続がうまくいかないケースがあります。
新しいことが分かれば本サイトにて情報を公開する予定です。
参考になるか分かりませんが、関係ありそうなサイトを紹介しておきます(いずれもMicrosoftのサイト。難しいです)。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows-hardware/design/device-experiences/wireless-projection-validation-misc
https://docs.microsoft.com/en-us/openspecs/windows_protocols/ms-mice/2a4e3378-75ec-4637-b964-e2dc30bad824#Appendix_A_9

設置した状態

今回は行先掲示板としてワイヤレスディスプレイを利用しました。
サイネージ用のPCを新たに用意せずに済むのが魅力です。
既存のPCの拡張モニタとして表示していますが、同じPCで通常業務を行ってもあまり気になりません。
スティックPCを使った場合に比べて、すぐにキーボードやマウスで操作できるため管理も容易です。