IaaSによる業務システムの利用(VDI)

Iaasを使った2つの方法

ここでは、弊社製品「販売悟空」を例にとって、IaaSを使った業務システムの利用方法について2つご紹介します。

販売悟空は、Windowsデスクトップアプリで、SQLServerデータベースを利用します(ネットワーク版)。
Excelと連携するので、Microsoft Officeが前提となります。

VDIの利用

一つ目の方法は、VDI(Virtual Desktop Infrastructure:仮想デスクトップ)という技術を利用します。
仮想化されたクラウド上のPCをネットワーク越しにリモート操作します。
クラウド側にSQLServer/Microsoft Office/販売悟空をインストールします。
リモートデスクトップを利用するためのライセンス(RDS CAL)の購入(またはレンタル)が必要です。

IaaSによる業務システムの利用(VPN)

もう一つ目の方法は、VPN(Virtual Private Network)を利用します。
社内ネットワークの延長上でクラウド上のサーバに接続します。
社内ネットワークとクラウド上のサーバが仮想的な専用線で接続されていること以外は、社内にサーバを置いているのと同じ感覚で利用できます。

業務システムにおけるクラウドの利用

今まで説明したように、クラウドサービスの実現に様々な技術を組み合わせており、利用においては数多くの選択肢があります。
「クラウド」という言葉をビジネス上の会話で使用する際には、その意図や背景を添えて伝えることが大切です。
メリット・デメリットも複数あるので、クラウドを利用することで得たいメリットについて、優先度を付けて話し合うと良いでしょう。